住み替えの売却と購入、引き渡しの時期をそろえるには?スケジュールの組み方(武蔵小山・豊町エリア版)
2026/11/07
「今の家の引き渡しと、新しい家の入居日をうまく合わせられるだろうか」。武蔵小山や豊町エリアの住み替えのご相談でも、スケジュールの不安は特に多いテーマです。
結論から言うと、売却と購入の時期は完全には一致させにくく、ずれを前提に余裕を持った計画を立てることが大切です。この記事では、全体の流れとずれへの備え方を整理します。
住み替えのスケジュールは、どんな流れで進むのか
まず、売却側と購入側の大まかな流れを確認します。
売却側の流れ
一般的には、査定、媒介契約、売り出し、内覧、売買契約、引き渡しの順に進みます。売り出しから契約までの期間は、物件や価格、時期によって大きく変わります。
購入側の流れ
購入側は、物件探し、申し込み、ローンの事前審査、売買契約、ローンの本審査、引き渡しの順に進みます。売買契約から引き渡しまでは、一般にひと月から数か月かけることが多いと言われています。
2つを並べると見えてくること
売却と購入は別の相手と進めるため、日程を完全に合わせることは難しくなります。まず、どちらが先に決まりそうかを見通すことが、計画の出発点です。
たとえば、ご家族の入学や転勤の時期が決まっている場合は、そこから逆算して、いつまでに売却を終えたいのかを先に決めておきます。時期が動かせない事情は、早い段階で不動産会社に伝えてください。
引き渡し時期がずれるとき、どうすればいいのか
時期のずれが生じたときの主な対処法を紹介します。
売却が先に終わる場合
売却の引き渡しが先になると、新居に入るまでの間、仮住まいが必要になることがあります。引っ越しが2回になるため、費用と手間が増える点に注意が必要です。
購入が先に進む場合
購入が先に進むと、一時的に今の家のローンと新居のローンが重なる場合があります。資金計画に無理がないか、事前に確認しておく必要があります。
特に、新居の購入資金を今の家の売却代金に頼っている場合は、売却が長引くと資金が足りなくなる可能性があります。つなぎ融資という方法もありますが、利用できるかどうかや条件は金融機関によって異なるため、事前の相談が欠かせません。
引き渡し日を調整する方法
売買契約の際に、引き渡し日を調整できる場合があります。買主と相談し、引き渡し猶予などの条件を契約に盛り込む方法もありますが、買主の合意が必要です。
仮住まいを避けるための考え方
仮住まいを避けたい場合は、事前の準備で選択肢が広がります。
売却の見通しを先に立てておく
査定の段階で、売却にかかる期間の目安を不動産会社に確認します。目安を知ったうえで購入の計画を立てると、ずれが小さくなります。
売却と購入を同じタイミングで相談する
売却と購入の両方を相談できる会社なら、日程の調整がしやすくなる傾向があります。当社のように地域で両方に対応している会社に相談するのもひとつの方法です。
余裕のあるスケジュールを組む
引っ越しの準備や、手続きの時間も考慮して、余裕を持った日程にしておくことが大切です。急ぎすぎると、判断を誤る原因になります。
また、売却の契約から引き渡しまでの間に、買主様のローン審査の結果などで日程が動くことも珍しくありません。『予定どおりに進まない場面がある』と最初から見込んでおくと、気持ちにも余裕が生まれます。
住み替えで忘れずに確認したい税金とお金
スケジュールとあわせて、お金の面も確認しておきましょう。
売却益が出た場合の税金
売却で利益が出ると、譲渡所得税の対象になることがあります。マイホームの売却では、最高3,000万円の特別控除などの特例が使える場合があります。
住み替え特有の特例もある
買い替えには、買い替え特有の特例(居住用財産の買換え特例など)もありますが、3,000万円特別控除とは同時に使えない場合があるなど、要件が複雑です。利用できるかどうかは、必ず税理士にご確認ください。
2026年(令和8年)時点の情報です。詳細は税理士・司法書士等の専門家にご確認ください。
引っ越し当日までの準備も早めに
引き渡しの日程が決まったら、引っ越しの準備も逆算して進めます。
家財の整理は売り出しと並行して
売り出し中は内覧があるため、荷物が少ないほうが部屋を広く見せやすくなります。使っていないものから、少しずつ整理を始めておくと、引っ越し直前の負担が軽くなります。
各種の手続きをリストにする
電気・ガス・水道の停止と開始、住所変更、学区や通勤経路の確認など、住み替えには多くの手続きがあります。一覧にして期限を書き出しておくと、抜け漏れを防げます。
引っ越し業者の手配は、時期によっては予約が取りにくくなることがあります。引き渡し日の目処が立ったら、早めに見積もりを取っておくと安心です。
よくある質問
Q. 売却と購入は、どちらから動き出すのがよいですか。
A. ご家庭の事情によって異なります。まずは、今の家の売却の見通しと資金計画を確認し、それに合わせて順番を決めるのがおすすめです。
武蔵小山・豊町エリアで住み替えをお考えの方は、スケジュールの全体像を描くところから始めてみてください。
執筆:津島祐一(有限会社豊商事不動産 代表取締役)
宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/AFP/住宅ローンアドバイザー/賃貸不動産経営管理士/J-REC公認不動産コンサルタント/J-REC公認相続コンサルタント
品川区戸越で昭和40年(1965年)に創業し、3代にわたり城南エリアの不動産を扱っています。売却のご相談は、売ると決める前の段階から承っています。代表あいさつ
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